ブッシュ政権が9.11攻撃を事前に知っており、イラク攻撃が既定方針だったとする証言などをはじめ、ブッシュ政権に対する疑惑の数々が多くの書籍やニュースで明らかになり、米国の国民のブッシュ政権に対する支持率も急落している。
こうした中で、米上院情報特別委員会が9日、イラク戦争前の米政府の情報活動の結果を報告した。
報告書を発表したパット・ロバーツ委員長(共和党)は、イラクが〈1〉生物化学兵器を保有している〈2〉2010年までに核兵器の開発能力を持つ――などとしたブッシュ政権の主張が誤りだったと指摘。「(これらの主張は)合理的でなく、入手できる情報からは、到底証明できない」として、CIAがイラクの大量破壊兵器について、誤っていたと言明した。また同委員長は「これは地球的規模での、情報活動の失敗である」として、CIAを厳しく批判した。[読売新聞社:2004年07月10日 01時56分]
ムーアの「華氏911」やクラークの「爆弾発言」、サスキンドの「忠誠の代償」などで多く語られているように、ブッシュとネオコンが米国自身のエネルギー大戦略の一環としてテロと結びつけて、イラク侵攻を行ったとの確信に近い疑惑が高まっている。
こうした状況下でCIAに政権の圧力がかかった可能性を同報告書は否定していない。
米大統領選は、民主党ケリー候補の支持率がブッシュ氏を大きく引き離し始めている様相にある。個人的な魅力に欠けるケリー氏であるが、ブッシュに対する批判票的な支持を獲得し始めているということであろう。
わが国の参議院選も恐らく同じ展開を示すのではないだろうか。
小泉旋風が吹き荒れたとき、一挙に非自民無党派層が小泉(自民党)支持に回ったように、今回はイラク、年金、北朝鮮に対する国民の判断が、元々の支持政党とは異なる投票行動に向かう可能性がある。
イギリスに住む知人からの今日の情報では、イラク戦争でアメリカの全面的支持をおこなったのがひびいて、地方選でトニーブレアのいる労働党が大敗した模様。ブレアも当選前は、マニュフェストを掲げていたがそれをほとんど実現していないとして不評を買っているらしい。
我々も国家の道を誤らせないためには、厳しい審判を個人として下さなくてはならない。
最近のコメント