富裕層なんているの?
最近、新聞を見ていると、一頃なりを潜めていた広告が蘇ってきたことがわかる。都心に近い投資型分譲マンション、会員制リゾート施設、豪華旅行など・・・。景気回復を受けて投資、消費を控えていた人々が再びこうした市場に戻ってきたのだろうか。
少なくとも自分にとっては、以前も今もあまり縁のない世界である。日照りで涸れかけている貯水池のような我が家では、このわずかな水を『湯水のごとく』消費する家族がいる。とても富裕層ではない。そしていずれ富裕層になる兆候もない。とはいうもののテレビで休日に放送される露天風呂のある豪華旅館シリーズは必ず見ている。
富裕層にはならないものの、子供が自立するにしたがって、確実に時間と金の使い方は富裕層的な傾向を帯びてくる。『ささやかな贅沢』というものである。
子育てを完全に終えて、公的年金をそこそこ手にすることもできる「団塊の世代」は、税負担が増える一方の若者層からみれば、「逃げ切り世代」と言えるかもしれない。もっとも、カネは天下の回りもの。この世代が本当の意味で、おカネと時間をもっている富裕層の仲間入りを果たせば、その消費パワーは日本経済を大々的に活性化する可能性もある。木村剛ログ
残念ながら「団塊の世代」直下の世代に属しているので、いま様々な社会制度の変化の波を受けている。景気回復の期待はあるものの将来に対する生活不安はなくならない。右肩下がりのまま10年以上の年月が過ぎ、デフレ環境が当然のようになったときに、バブル的なバラ色ビジネス論を展開されている同氏の論調には共鳴できない。
もっとも、きっといるであろう富裕層の人々にとってはこの論は当然の主張かもしれないが・・・。
そう言いつつ、何故かまた氏の最新本「借り手のための金融戦略」(光文社ペーパーバック4/30初版)を買ってしまった。
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